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セミナーレポート

これまでに開催したセミナーのレポートです。

セミナータイトル 地域で暮らす高齢者を支えるエンド・オブ・ライフケア
分類 その他
開催日 2017年07月05日
エリア/主催 北信越/ニチイ学館 松本支店
会場 ニチイケアセンター松本中央
講師 社会医療法人財団慈泉会
相澤病院 看護部
老人看護専門看護師
髙橋 香代子 氏
概要 老人看護専門看護師を講師に迎え、「エンド・オブ・ライフケア」とはどういうケアなのか? 講義していただきました。

地域で暮らす高齢者を支えるエンド・オブ・ライフケア

その他

►セミナーの様子

►セミナーの様子

◆プログラム
1. エンド・オブ・ライフケアの考え方
2. エンド・オブ・ライフケアの課題
3. エンド・オブ・ライフケアの実践

◆参加者
松本支店所属の看護・介護スタッフ : 10名
外部の看護師の方 等 : 3名

◆開催レポート
【講義内容】

1. エンド・オブ・ライフケアの考え方

【関連用語の説明】
❑ターミナルケア(終末期医療)
: 疾患の病期に焦点をあてたケア、死にゆく患者へのケア
❑ホスピスケア
: がん患者への全人的ケア(施設)
❑緩和ケア
: がん性疼痛などの症状や苦痛を緩和するケア
❑エンド・オブ・ライフケア
:「エンド・オブ・ライフ」という時期に焦点をあてたケア

【エンド・オブ・ライフケアの概念】
(狭義)死の数日前からのケア
(広義)病による死の数年前からのケア
(本人)病の有無にかかわらず、生きる過程で、自分の死を意識する時期からのケア
(ケアする側)病の有無や疾患名にかかわらず、ケアの対象の死を意識する時期からのケア
→広く高齢者の疾患を対象としたケア、高齢者医療と緩和ケアを統合する考え方

2. エンド・オブ・ライフケアの課題

認知症は避けて通れない疾患
・患者数の増加 ・行方不明者(2016年 15,000人、内死亡者471人)
・救急医療現場での認知症患者の増加
・独居認知症患者の増加

☆認知症について・・・
●私たちは『いずれ死がおとずれる病気であること』、『先の人生・暮らし方の事前準備が大切であること』を伝えられているか?
●私たちは本人、家族にとって大きな苦痛を伴い、長期に渡って緩和ケアを要することを理解して支援できているか?
●「診断、治療開始」から「死」までの全過程を地域で支援できているか?

◎「認知症ケア」は「エンド・オブ・ライフケア」のひとつと言える
認知症: 軽度→→→→→→中等度→→→→→→重度→→→→→→→→末期
認知症: 診断→→→→→→介護保険サービスの利用→→→→→→→→→→
→→→→→→→→→→→〔地域で寄り添い続ける〕→→→→→→→→→→→
→見通しを情報提供→今後の暮らし方の意思決定支援→→→→→緩和ケア

3. エンド・オブ・ライフケアの実践

◎「誤嚥性肺炎に対するケア」は「エンド・オブ・ライフケア」のひとつと言える
『食べる』機能が低下する→摂食嚥下障害(誤嚥性肺炎や窒息・脱水や低栄養のリスク・食べる楽しみの喪失)⇒生命とQOLに関わる問題

誤嚥性肺炎のよくある誤解
・胃ろうや経鼻栄養にしたら誤嚥しないのか? ⇒ 食事による誤嚥は無くなるが、唾液や逆流による誤嚥は無くならない
・治療すれば治って食べられるようになる⇒誤嚥は加齢現象、認知症の末期の場合もある
⇒私たちは身近な高齢者・家族へ、理解・受容できるよう、伝えられているだろうか?

嚥下リスクの評価
誤嚥リスクの評価は外見・現状からもできる、更に経過(以前と比べて)もあわせて評価する
【外見】
・体格 ・覚醒状態 ・発語 ・流涎、喀痰、口腔内
・歯、舌、口唇、甲状軟骨
・呼吸、声 ・姿勢(首、背、足)
・認知機能
【経過】(以前と比べて)
・むせが多くなった ・食事に時間がかかる
・食事を口腔内に溜め込む
・食事摂取量が減ってきた、食欲が低下してきた
・体重が減ってきた ・発語が減ってきた
・活気が低下してきた ・痰が増えた ・よく発熱する

摂食嚥下機能の維持向上【介護は必要な方】
●安全においしく食べる
①覚醒の確認(声をかけて反応をみる、表情は目の動きをみる)・・いつもと同じか?
②安全安楽なポジショニング
③顔のストレッチ・マッサージ(頬筋、口輪筋、唾液腺)
④口腔内のストレッチ・マッサージ・・・・・・・・・※講師の指導のもと実技
⑤食事介助(スプーン選び、介助者の位置、スプーン運び)

☆在宅療養支援者に期待されていること
・加齢や疾患のプロセスの中での現在の地点を示す
・意思表示困難や経口摂取困難となる前に、人生の締めくくりを共に考え、伝えられるよう支援する
・本人不在にならないよう支援する

≪暮らしの場で継続的に関わることのできる強みを生かし、患者・家族へ伝え続け、地域の支援者へつなぎ続ける≫

☆人生の主役は自分
⇒ 自分の生き方を自分で決めておくことが、残された家族の負担を軽くする 意思表示できなくなった時、「いかに生きるか」の事前準備

☆経口摂取困難という全身状態 (身体が受け付けなくなったということ)
患者・家族へ、メリット/デメリットを十分情報提供する
家族やかかりつけ医らと十分話し合って決めるよう勧める

最後に・・
エンド・オブ・ライフケアの目的・・・本人・家族が、「よく生き抜いた」と思えるケア
◆開催を終えて

【参加者の声】
「エンド・オブ・ライフケアと関連している言葉の意味がそれぞれ分かりました」
「誰もが通る道なのに、今まで考えることをしてこなかったので、これからは、自分も周りの人も生き方について考えていかなければいけないと思いました」
「エンド・オブ・ライフケアとは、自分の生き方を自分できめておくことが大切なんだということが分かり、今から、自分自身やサービスの中でのかかわりに生かしていきたいと思いました」


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