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セミナーレポート

これまでに開催したセミナーのレポートです。

セミナータイトル ベッド上寝たきり度の高い方の関節拘縮予防について
分類 機能訓練
開催日 2017年03月20日
エリア/主催 関東/ニチイ学館 宇都宮支店
会場 ニチイ 宇都宮第二教室
講師 社団医療法人 英静会 介護保険事業 統括責任者
聖徳大学 社会福祉学科 兼任講師
中口 和彦 氏
(理学療法士・介護支援専門員)
概要 寝たきり度の高い方の関節拘縮予防について、実技を交えつつ教えていただきました。また実際の現場で困っている事例について、ケースごとにアドバイスをいただきました。

ベッド上寝たきり度の高い方の関節拘縮予防について

機能訓練

◆プログラム
1. 拘縮における困りごとの整理
2. End feel の例
3. 寝たきり度の高い方のポジショニング
4. 事例紹介

◆参加者
宇都宮支店所属の看護・介護スタッフ : 5名

◆開催レポート

【講義内容】

1. 拘縮における困りごとの整理

〇関節可動域のポイント
・正常可動域ではなく「参考可動域」を重視
・自身の力で動かせる角度を評価する事が重要

〇拘縮予防、改善の必要性
・介護困難(更衣やオムツ交換、寝返り、座位保持、移乗 等々)
・疼痛、清潔、褥瘡、悪臭 他

〇ROMテストの種類
『他動』:外力のみで動かされる角度 = 関節構造の角度(拘縮等)
『自動』:自身の力のみで動かせる角度 = 筋力や麻痺の評価
『自動介助』:自身の力+外力の補助で動かせる角度=総合的評価

〇拘縮の定義
・関節周囲軟部組織の器質的変化に由来した関節可動域制限
・可動性に富んだ結合組織が可動性のない組織に置き換わってしまう

〇拘縮の原因
・皮膚性(皮膚の熱傷や炎症 等)
・神経因性(痙性麻痺 等)
・関節性(関節リウマチ 等)
・筋性(筋短縮、萎縮 等)
・結合織性(皮下軟部組織、靭帯、腱 等)

〇拘縮予防、改善の方法
・関節可動域運動(他動運動、自動介助運動、自動運動)
・活動的生活
・ポジショニング
・装具療法
※拘縮の改善・・固定期間の何倍もの時間が必要

2. end feel

・関節可動域運動のポイントとしてEnd feel(他動運動の最終域で感じる抵抗)を感じることが重要
・end feelを越えたリハビリは医療事故につながる危険がある
※実際にend feelを感じる体験しました※

3. 寝たきり度の高い方のポジショニング

〇ポジショニングの視点・・安定と抗重力作用

〇ポジショニングのコツ
・挟む、広げる、持ち上げるより⇒下から面で支える、隙間を埋めていく
⇒『 安定 』につながる⇒その事が恐怖心を取り除き、過剰や異常な筋収縮の改善につながる
(逆に不安定だと余計な力が加わり拘縮が悪化してしまうことも)
・頚部→肩甲骨→骨盤の順で観察し、この順でポジショニングをしていく

◎ ベッド上寝たきり度の高い方の関節拘縮予防 まとめ ◎
①何より予防
②改善は活動(座位)とポジショニングから
③反射や安定にポイントをおいた「支える」視点
④タッチや会話は重要なコミュニケーション
⑤何よりQOLを高める努力が重要

4. 事例紹介

☆ 事例紹介 : 両変形性膝関節症で寝たきりのT様 (上体の関節可動域の制限はなし) ☆
「長期間、変形性膝関節症を患っている方は“膝は痛いもの”と思い込んでいる場合がある」
「少し触れただけで“痛い”と反応してしまい、この人は痛いことをする人だと思い込んでしまう」
⇒ 他動運動より、自分で動かしてもらうようにもっていく事が大切
(※拘縮の強い方に他動運動を行い、医療ミスに繋がる事もあるので注意〈異所性仮骨))
⇒リハビリ前にマッサージや患部を温めたりと痛みを減らす工夫も大切
⇒T様は上体は動かせるが足底への刺激がとても少ないため、ボール等を使用し、足底を刺激
(→本人にとってとても新鮮、また皮膚刺激はとても大切)
⇒上体は肩周囲に咀嚼や呼吸に必要な筋群があるため
寝たきり度の高い方には肩周囲を動かす事も大切

☆ 事例紹介 : 脳梗塞後、右半身麻痺となったU様(寝たきり、四肢拘縮あり、膝は内側に拘縮) ☆
⇒寝具とU様の間の隙間を下からクッションやタオル等で面で支えていく
・頚部・・過度に後屈していないか?(後屈していると誤嚥の危険性が増す)
・肩甲骨・・上肢麻痺のあるU様は肩甲骨のポジショニング(肩甲骨を外側に出してあげる)ことが重要
(肩甲骨が内側に入っていると全身に余計な力が加わり拘縮が悪化)
・骨盤・・腰の弯曲に沿ってクッション等を入れ支えてあげる
(不安定だと骨盤が拘縮し、内股になってしまう)
・膝関節・・下腿に余計な力が入っていると膝にも力が入ってしまう
まずは下腿の力を抜くために、下腿を広げてクッション等で支えてあげる
(膝に無理矢理タオル等を挿入すると下腿や大腿が不安定なり余計拘縮しやすい)
・下腿の下・・できるだけ大きめのクッションで支えることが良い
できれば足底にも小さいクッション等をおき、安定性を保つと良い
(つま先は出す)

!! 実際に体験 !!
実際に患者役になり、いろいろな体験をさせてもらいました。
普段あまり自覚していない筋肉や骨格を感じる事ができました。

►実技の様子

►実技の様子

►実技の様子

►実技の様子

◆開催を終えて

【参加者の声】
「ポジショニングの意味について、再認識できました」
「現在、実際に困っていることについて、実技を交えて教えていただき、今後の改善へのアドバイスもいただけました」
「すぐ現場に活かせる内容でした」

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